高圧流体用 光学窓付きセル
[M3-OVCシリーズ]
装置の用途

 「私も高圧力の世界をこの目で見たい…!」そんな夢にお答えできるのがこの装置です。 光学セルは、セル内の物質の加圧にともなう現象を、光学窓を透して顕微鏡観察し、あるいはX線解析、 ラマン分光分析、吸収スペクトル解析など、さまざまな光学的方法で測定する装置です。結晶の成長や 構造解析、相平衡などの多くの研究に用いられています。この光学窓付きセル”M3-OVC”シリーズは、 取扱いの利便性を徹底的に追及した小型軽量セルで、高圧の研究者にはもちろん、どなたにでも高圧力の 世界を楽しんでいただけますよう工夫されています。

装置の概要

 このセルは増圧機と組み合わせてご利用いただくことをお奨めします。
V型(垂直型)セルでは僅かの試料をセルの中に入れ、蓋をするだけで準備完了。
後は、小型のポンプで加圧した水を増圧機で増圧して送ることによって、試料は 加圧され、2枚のサファイアの窓を透して下から上への透過光で観察できます。
光学セルはジャケットで覆われ、高温水を流すと一定温度に保つことが出来ます。
セル内の温度は、必要に応じて熱電ついで測定できます。目視観察も出来ますが、 CCDカメラなどにより拡大し録画するなどで、たとえば結晶の微細構造の圧力による変化、 成長の過程など細かい観察が可能です。他の種種の光学測定も可能です。
光学セルも増圧機も、いずれも手の掌に乗るほどの大きさで、取扱いがきわめて簡単です。 H型(水平型)セルは、試料を入れた試験管ごとセルに入れて、水でそのまま加圧し、横から観察します。

V型セルの標準仕様
(H型セルおよび増圧機の仕様はお問い合わせください。)
常用最大圧力 420Mpa
試料室 φ7×4(0.15ml)
光学径 φ7
開口角 64°
光学窓(材料) サファイヤ
恒温水用ジャケット 内臓(−5〜+70℃に対応)
出荷時試験圧力 500Mpa
主な特徴





シンプルな構造で小型軽量に設計されていますので、蓋の開閉、内部の洗浄 などの取扱いが極めて容易です。
液体はもちろん気体の気密性も極めて高く、長時間の刑事変化が観察できます。
開口角度が非常に広く、かつ薄型であるため、焦点距離の短い(倍率の大きな)顕微鏡レンズの使用が可能です。
試料室温度が室温の影響を受けないよう試料室を囲むように高温水の循環路が設けられており、かつジャケットは断熱材で出来ていますので、高い精度で温度管理ができます。


装置の構成
装置の構成